天正の陣 地図

戦略的要衝であった高峠城・高尾城周辺

 

当時の西条市の海岸線は現在のものよりも内陸部にあり、この辺りの領主であった石川家の高峠城、そして天正の陣の舞台となった高尾城のラインはまさに海からすぐに急峻な四国山脈が立ち上がる自然の要衝であったと考えられる。

金子元宅が毛利の軍を迎えるにあたり、本軍を自らの居城金子城ではなく高尾城に集結させたのはそこがまさにこの要衝への入り口であったためで、15倍もの圧倒的大軍勢に対峙し、より長期に支える戦略であったと考えられる。

 

さながらスパルタのレオニダス王がペルシアのクセルクセス大王に対峙し善戦した「テルモピュライの戦い」のようである。

 

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